茨城大学 金野研究室
茨城大学工学部 機械工学科
当研究室では、「エコ」と「エナジー」に関する課題の解決に向けて、環境低負荷型の非石油系燃料の開発と利用技術に関する研究に取り組んでいます。
天然ガスや石炭を始め、廃プラスチックやバイオ資源等の多様な資源から製造可能なDME(ジメチルエーテル:CH3OCH3)は代替燃料として大変有望です。DMEはプロパンに近い物性を持ち、毒性が無く容易に液化するので、LPGのインフラを利用して普及させることができます。バイオ燃料や石油系燃料との混合も容易です。最大の長所は着火性が軽油並みに良く、煙を全く排出しないことです。軽油の代わりに用いれば超クリーン・高効率ディーゼルエンジンが実現できるので、ディーゼル燃料としての燃料物性評価や、燃焼特性や噴霧特性の把握にも取り組んでいます。