〜研究内容〜


バイオフューエルエンジンに関する研究

 大気中のCO2の抑制方法として、カーボンニュートラル(炭素自然循環)の考え方がある。植物由来の燃料を燃焼した際に発生するCO2は、再び光合成によって植物に吸収されるため、大気中のCO2の増加を抑制することができる。この考え方を熱機関に当てはめ、軽油の代替燃料として植物油をディーゼルエンジンに用いた燃料がバイオディーゼルフューエル(以下BDF)である。仮に軽油の代わりにBDFを使用すると、軽油のときのCO2発生量の約80%が削減可能であると言われている。

 本研究では、BDFをエンジンに用いるにあたり必要な燃料性状を明確にし、それをふまえて実際のエンジンにおいての性能試験を行う。また、その際生じた問題を解消することにより、エンジンへの最適化を図る。


資料(English版)